【メジャースケール ④】歴史に学べ!セゴビアの音階 ~ギターレッスン~

クラシックはお好きですか?

恥ずかしながら、わたしはさっぱりです・・・

アンドレス・セゴビアとは

えら~い人です。クラシックギターにおいて「すべてはこの人から始まりました」的な人です。多分、チャーリークリスチャンとか、ジミヘンドリックスとか、そうゆう位置づけに当たる人です。

Andrés Segovia
1893年2月21日 – 1987年6月2日 。長生きされましたね。クラシックギターの大御所です。詳しくはググってね。

セゴビアの音階とは

  • 「セゴビアの24の音階」とも呼ばれてます
  • 英語だと「Segovia Diatonic Major and Minor Scales」です
  • メジャーとマイナーがそれぞれ12個。計24個あります

筆者はこれを初めて習った時「えっ?これって何の意味があるんですか?」って質問しちゃいました。今でも良く分かっていませんが、まず歴史的に重要な意味をもつこと。日本史でいうところの「大化の改新」は覚えましょう!的なところでしょうか。

それと、だいぶ昔の話ですので、当時のギターは今ほど発達していませんでした。木材は良かったかもしれませんが、技術も工具も今ほど発達していません。アンプもピックアップも存在してません(そもそもクラシックだし・・・)。セゴビア先生は、それまでよりちょっと大きなボディのギターを使って音量を稼いで、ギターをクラシックで通用する楽器にしたそうです。

セゴビアの音階の功績

ギターって 、ラケットやバットと同じで「スイートスポット」がありますよね。ざっくりいうと・・・

※画力に関するクレームは一切受け付けていません
セゴビアの音階の功績
当時の楽器と4本指の運指だけで、どうやったら「全てのKeyで美しい音を鳴らせるのか?」を考えたのではないでしょうか。

セゴビアの音階

ホントは24の音階があるのですが、毎日忙しいみなさんに、3つだけ紹介します。赤い矢印でしっかりポジション移動するのがミソです。

セゴビアの音階 Key=C

セゴビアの音階 Key= F

上り

下り

セゴビアの音階 Key= G

上り

下り

セゴビアの音階について

これまで「インポジション」「ブロークンポジション」「ストレッチがないフォーム」とやってきた皆さんなら、メジャースケールのフォームや考え方が身についてきていると思います。セゴビアの音階は、既存のポジションを組み合わせてできています(実際は時代の順番が逆ですが)

「なんで上りと下りが違うんだ?」って思うかもしれないですけど、実際に弾いてみると各所で「なるほど~」と思いませんか?当時の環境でギターを美しく鳴らす工夫がされていることが感じとれますね。

近代の音楽をソリッドギターでアンプやエフェクターを使って鳴らす我々には、必修ではないかもしれませんが、ギターの構造や特性に気づくきっかけになるのではと思います。

あと、大きいポジション移動ができると、プレイの幅が広がりますが、これキッカケで練習してもよいと思います。図の赤い矢印部分の大きな移動をキレイに鳴らすのは、とても難しいです。録音してスローで再生してもツギハギ感が出なければ完璧ですね。

セゴビアの名言

イチローさんやタモリさんに限らず、偉大な人物は名言を残しています。もちろんセゴビア大先生もです! 最後にそれを紹介しますね。

  • ギターを弾くな。音楽を弾こう!
  • ギターばっか聴くな。良い音楽を聴こう!
  • ギターはちっちゃいオーケストラだ!

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